経営

顧問先への経営助言:Withコロナの事業計画書のシンプルな作成手順

田中英司(ゼマーケ特別執筆協力者)より

…【規模拡大を目指す計画書】ではなく、【企業価値を向上させる計画書】を!

 

前回の記事の続きです。

前回の記事はこちら

 

経営支援の一環として、アフターコロナ、ウィズコロナを踏まえた、新しい事業計画の作成をクライアントに提案しませんか。

先行きが読みにくい状況の中、今一度自社(クライアント)の経営をじっくり考えなおす好機と捉え、自社(クライアント)の未来のイメージの具現化を支援しましょう。

 

「人間には思いを実現する能力が備わっている。」

稲盛和夫先生はおっしゃっておられます。

とするならば、経営者は何を思うべきなのでしょうか?それは会社の未来・行く末です。うまく行く絵を描いて、それを目指しましょう。これが事業計画書です。
さらに、今から提案する事業計画書は、【規模拡大を目指す計画書】ではなく、【企業価値を向上させる計画書】にしてください。

 

■【企業価値を向上させる計画書】作成の手順…

ステップ1:社長(クライアント)の考えをまとめてください。イメージで構いません。

〇以下のような内容を社長(クライアント)に紙に書いてもらってください。現時点、3年後、N年後を横軸に、2~12までを縦軸にとって、表に仕上げてください。

大切なことは、社長(クライアント)が自分で作ることです。走り書きでいいので書き込んでもらってください。必要ならヒヤリングで対応してください。

1.現時点・3年後・N年後を想定して、
2.売上高推移…過度な売上至上主義に陥らず!
3.営業利益額推移…営業利益は10%以上を必達!
4.キャッシュフロー(現預金)推移…資金を潤沢に維持して!
5.現商品・サービスの売上額推移
6.新商品・新サービスの開発イメージ、売上額推移…開発費を継続的に投入して!
7.商品・サービスの内外製比率、固定費と変動費の比率…固定費比率を下げて!
8.現販路の売上額推移
9.新販路の開発イメージと、売上高推移…開発費を継続的に投入して!
10.新規事業の開発への投資とTODO、その売上の将来の推移…胆力を持って求め続けて!
11.社員数・外注・社員給与の推移…外注比率を上げながら!
12.社長の収入の推移…豊かに生きる!
13.会社の外形イメージ、どんな会社にするのか…社長の言葉で表現する!

 

〇また、規模の拡大ではなく企業価値の向上を目指す観点から、守って欲しい項目があります。

◎過度な売上至上主義に陥らないこと!
◎営業利益は10%以上を必達すること!
◎資金を潤沢に維持すること!
◎開発費を継続的に投入して新商品・新サービスを開発すること!
◎固定費比率を下げる、外注比比率(変動比比率)を上げること!
◎新規事業は長期目線で胆力を持って求めること、投資を続けること!
◎社長自身も豊かに生きること!

 

ステップ2:社長(クライアント)のイメージを数値計画に落とし込みます。ここからは先生方の出番です。

1.社長(クライアント)がイメージした2~12を、現時点から3年後・N年後までの数値計画に落とし込みます。
この過程で、論理矛盾がたくさん生まれます。その論理矛盾を解決するための施策を考える、これが経営戦略の立案です。

2.新商品や、特に新規事業はすぐには生まれません。これらに対しては、創造し仕上げることが目標です。それでいいのです。
それらの占める売上高や利益は一旦Xとでも表記してください。

 

◆ステップ3:完成したら、従業員に説明する機会を設けてください。事業計画発表会がそれです。

従業員は、会社のことをほとんど理解できていません。
事業計画書は、従業員に社長の考えや会社の未来像を知らしめることもその大切な目的です。

クライアントに事業計画書の作成を提案しませんか。
また、今から作る事業計画書は、【規模拡大を目指す計画書】ではなく、【企業価値を向上させる計画書】にしてください。

 

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